日本未発売 HONDA ホンダ PCX150 タイ仕様
タイで購入して1年くらいたちますが、日本ではまだ未発売のモデルです。
日本のPCX150とタイのPCX150とではどこが違うか比較してみます。
PCX150 タイ仕様と日本仕様の違い
排気量
150ccのPCXですが、日本仕様とタイ仕様とでは排気量がわずかに違います。
タイ仕様のPCX150は149.3cc
日本仕様のPCX150は152cc
シリンダーの内径がわずかに違います。
ストロークは同じですが、内径がタイ仕様は57.3mm、日本仕様は58mm
日本仕様の方が2.7cc排気量が多く、シリンダーの内径が0.7mm大きいです。
エンジン形式
タイ仕様 KF20E
日本仕様 KF18E
タイのカタログでは馬力等のデーターが載っていないので分かりませんでした。
ピストンやシリンダーの内径がわずかに違うのでエンジンの形式も違います。
走行性能の違い
日本仕様のPCXは時速60kmくらいで落ち込みがあるそうですが、タイ仕様は時速80kmくらいまで一気に加速します。
リア側のトルクカムの形状に違いがあり、日本仕様は時速60km付近で落ち込むようになっているそうです。
スタイリング
たぶん見た目に変わりはなさそうです。
ヘッドライト、ウィンカー、テールランプともにLED仕様で同じです。
カタログでは大きさがわずかに違いますがタイやの違いだと思います
(全長×全幅×全高)
タイ仕様 1,931 x 737 x 1,103
日本仕様 1,930 x 740 x 1,100
タイ仕様はスマートキー
一番の大きな特徴はタイ仕様はスマートキーです。
これがタイ仕様の目玉です。
鍵穴がありません。
これがキーです。
これをポケットに入れておけばエンジンをかけることが出来ます。
有効範囲は1.5mくらいまでです。
ボタンが3つ付いています。
スマートキーの使い方
キーボタンの説明
キーには3つのボタンが付いています。
上から順に
・バイクのマークのボタン・・・どこにバイクを停めたのか分からないとき、同じバイクが停まっていたときに押せば音とウィンカーの点滅とで知らせてくれます。数十メートル離れていても反応しました。
・ラッパのマーク・・・警報器(セキュリティ)を作動させることが出来ます。
・鍵のマーク・・・スマートキーのON OFFです。長時間使わないときや、キーとバイクが近いときにOFFに出来ます。(キーとバイクが近いときはOFFにしないとエンジンがかかるので危険です)
バイク側のスマートキーのスイッチの説明
キーをもってバイクに1.5m以内に近づき、ダイヤルを押せばダイヤルの周りが数秒間(30秒くらい)青く光ります。
青く光っている間しかダイヤルを回すことが出来ません。
ダイヤルスイッチは回せば4カ所で止まるようになっています。
・右の鍵マーク・・・ハンドルロック 押し込んだまま回します。
・白抜きの○・・・ハンドルロックがOFFの状態です。ハンドルロックはかかっていません。
・SEAT FUEL・・・ダイヤルの右にあるシートと燃料タンクを開けるスイッチが押せるようになります。
・i マーク・・・エンジンをかけることが出来ます。走行中はこの位置です。
押してから回すが基本です。
スマートキーが反応すると
メーターの中の鍵のマークが光ります。
純正セキュリティ付き
オプションでは無く、標準装備です。
これはありがたいです。
セキュリティがONの時に振動を与えると30秒間サイレンが鳴ります。
電子音でピピピピと鳴りますがあまり大きな音ではありません。
セキュリティがONの時はダイヤルの下にある白い○が5秒間隔くらいで赤く点滅します。
セキュリティのOFFは、キーのセキュリティのボタンをもう一度押すか、バイクのダイヤルを押せばOFFになります。
わざわざセキュリティをOFFにしなくても、乗るときに自然とOFFになります。
12Vのソケットも完備
日本仕様と同じ小物入れも付いています。
押せば開きます。
中に12Vのソケットが付いているのでUSBアダプターを付ければ携帯電話も充電できます。
アイドリングストップ
タイ仕様にも付いています。
ただ、少し違いがあり、座らなくてもアイドリングストップします。
日本仕様のPCXはシートにセンサーが付いていて座らないとアイドリングストップが働きませんでしたが、タイ仕様ではシートのセンサーが付いていないようです。
センタースタンドを立てて座らずに試してみましたが、アイドリングストップが働きました。
このときに気がついたのですが、PCXはスピードメーターのセンサーはリアタイヤに付いているんですね。
センタースタンドを立ててアクセルを回すとスピードメーターが動きました。
PCX150 タイでの購入金額
タイでの購入金額は83,500バーツでした。
日本円で約27万円です。
定価85,000バーツで、1,500バーツの値引きでした。
取説注意書きもタイ語
絵と文中の数字で判断するしかありませんでした。
どうしても分からないところは、妻(タイ人)に読んでもらいました。
当然バイクに貼っている注意書きらしきステッカーもタイ語です。
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